迷惑をかけてるのは解ってる…。



でも…今は…。




「どうしても無理なの…。」




喉の奥に力を入れながら話すと、声が震えていて気持ち悪い。





「…では、私と歩いて帰りましょう。」





は…?




私の我が儘に駄目という訳でもなく、一緒に歩いて帰るという考えに思わず目が見開く。





「何言って…」




「もしもし冨田ですが…。」





「!!!!!!」





思い立ったら直ぐ行動…この言葉は先生にもっともふさわしいんじゃないだろうか。





私の言葉などお構いなしに、先生は家に連絡を入れた。