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「では、これで会議を終了します。お疲れ様でした。」




学年主任の言葉を合図に、その部屋にいた教員は一斉に席をたち部屋を出た。




同じように部屋を出ながら時計を見ると、針は八時四十分を指している。




「はぁ…」



もう食事会は終わっただろうか…。



一応じいちゃんに田中の事は任したけど、店のなかには一緒に居れないって言ってたし。



田中は辛い思いをしていないだろうか…それだけが心配だ。




「お先に失礼します。」



帰り支度をすませ、急いで職員室をでた。




カシャンッ



その瞬間、何かが落ちる音がした。