「朝、食事会の話しをしたら様子が変だった。俺は執事になってまだ間もなくて何も解ってやれないうえに、大事な時も傍にいてやれない。私に頼むのは良くない事だとは解っているけど、今日だけはお願いします、と申しておりました。」






「…………。」



驚きすぎて言葉がでない…。




それにしても、やっぱり朝の事気にしててくれたんだ。




しかも、学校の仕事が忙しいのに、わざわざ私のために上田まで呼んでくれて…。






いじわるなだけかと思ってたけど、本当は一生懸命で優しい人なのかな…。




「それと、お嬢様はあぁ見えて寂しがり屋だから…とも申しておりましたよ。」





「!!!なっ!!!そんな事はっ!!」





「いやー意外にも雄輝はお嬢様の事をよく見ていますね。ははは…。」





「ちょっと!!上田まで何言ってっ!!!」





私が寂しがり屋なんて…絶対にありえない。





小さい頃から一人で当たり前だって、そう自分に言い聞かせてきたんだから。





それを今になって寂しいだなんて…思うはずがないに決まっている。