先生と執事






光が差し込む朝の窓。





カーテンを閉めていても光輝くその眩しさは、私を優しく起こしてくれる。






「今日もいい天気だぁ。」




窓を開けると、少しだけ肌寒い風が吹いた。




もうすぐ秋だね…。






「おい、風邪引くぞ。」





「あ、先生…起きてたの?」





「いや…今起きた。」





先生は私に自分の服をかけて、顔を近づける。





毎日の日課だったりする、おはようのキス。





朝から幸せを感じる瞬間。





「麻椿、おはよう。」





「おはよう先生。」






「もうそろそろ起きるかな…。」






「そうだね、ベッド行こっか。」