理屈じゃない、この気持ち。 それは紛れもなく麻椿が教えてくれたものなんだ。 不器用で素直じゃなくて強がりで。 でも本当は人一倍寂しがりやで弱いんだ。 その姿をみてると、つい守ってやりたくなる。 だから、これから俺はお前の事を全力で守るよ。 お前が泣かないように、寂しくならないように。 ずっと隣にいるから。 だから、お前も離れんなよ? まるで誓いのキスをするように、眠っている麻椿に優しくキスをした。 「おやすみ、麻椿…」