「ここじゃ話しにくいから…帰るぞ。」 「ふふっ、今更ですね。」 「うるさい…」 あれだけの行為をやってのけたはずの先生は、今更後悔したのか顔を真っ赤にしていた。 生徒はその反応に尚更興奮し、先生をからかいまくった。 「ふふふっ」 見てて飽きない光景だ。 あのいつも余裕をかましていた先生が追い込まれる姿というのは。 それに、この感じが上谷と先生とのやり取りを思い出させてくれて嬉しくなる。 元気かな、上谷。 それに亜季葉も。 また近いうちに逢いに行こう。