空や部活を頑張っている生徒を眺めて、ただ夜がくるのを待つ。 空は毎日違って色々な景色が見えて飽きることはないし、部活をやる生徒の成長ぶりも中々すごくて目が離せない。 昨日まであんな事できなかったのにとか、記録伸びてるなぁとか…。 とにかく楽しい。 「なぁ、あれ誰?」 「生徒じゃないよな…?」 …どうしたんだあいつら。 走っていたはずの陸上部が足を止め、全員が同じ方向を見ていた。