「お前には言ってなかったが、ウチは伝統ある執事一家なんだよ。先祖代々ある有名な財閥に仕えている、それは伝統ある一家だ。
それでだな、お前のじいちゃんがそろそろ年だから、今仕えているお嬢様をお前に引き継いでもらいたいと言ってきたんだ。」
な…どうゆう事だよ。
いきなり執事になれとか伝統ある執事一家とか…。
「じゃぁなんで親父は執事じゃないんだよ…。伝統ある一家なら執事になるのが当たり前だろ!?」
「あー、俺婿養子だからさ。執事じゃなくて理事長になっちゃった。」
えぇぇぇぇぇぇ!!!!
伝統もなんやかんや適当じゃねーか!!!
「その証拠に、じいちゃんと俺達は苗字が違うだろ?」
「あぁ…そうだけど。」
それにしても、本当に俺が執事を…?
できるのか、そんな事が…?