唇を離した先生は、ポンッと私の肩を押して身体を離す。



激しかったキスに息をあげながらも先生を見ると、先生の息もあがっているように見えた。



それに、顔なんか真っ赤…。



「ん?」



むむむ…これは、もしかして…。



下を向いたまま動かない先生の顔に手をあてると、私の体温よりはるかに高い温度を感じた。



「ちょっと先生!!熱が…っ!!」



そうだった。



あんな余裕そうな顔してたけど、先生は酷い熱を出してたんだ…。




「お嬢…さま…。」



「え?あ、先生!?」



そのまま、先生は上を向く事がないまま私の方へと倒れてしまった。