「はぁ……。」



田中にクビを告げられて早二時間。



さっきまで執事用の部屋でうなだれていたのだが、じいちゃんの一言から今は田中の部屋の前に居る。



俺が田中からのクビ宣告を伝えると、足早に田中の様子を見に行ったじいちゃんは戻って来た時には、安心した顔だった。


そして、俺にアップルティーの用意を持って田中の部屋へ行けと告げた。



なんでアップルティー限定?



とゆうか俺が今行って田中は話してくれるのか?


「あー…。」



疑問だらけなんだけど。


部屋に入るだけで緊張がやばいし…。




今、できる事なら逃げたいっす……。