―――――――――……
ガチャ
「ただい…」
「お帰りなさいませ。」
「……何をやってるんですか?」
「見ての通りお迎えですが?」
「っそうじゃなくてっ!!」
やっとの思いでついた家の扉を開けると、そこにはいつものように笑顔の先生が立っていた。
「どうなされました?早くお部屋に入りませんと身体が冷えますよ。」
…意味が解らない。
先生の言葉も行動も何もかも。
授業にでれなくなるほど辛いんでしょ?
本当は酷い熱なんでしょ?
何でそんな辛い状況でも無理に笑って私の面倒をみようとするのよ…。
「弱みをみせないのはどっち…?」
「え?」