「どうしたものか…。」 何の話しだろうか。 俺には無理とかどうとか…。 「田中さんと話してみないといけませんね。」 田中…?なぜ親父の口から田中の名前が? 「そうだな、お嬢様なら解ってくれるだろう。」 バタンッ 一通りの話しをしてから、親父とじいちゃんは部屋をでていった。 そして、相変わらず現実と夢の間をさまよっている俺は、二人の話しをいまいち理解できないまま夢に意識を預け、また深い眠りへと落ちていった。