チケットは近場にある有名な遊園地のもので
白い封筒に2枚だけ入っていた

これ、どうしよう…

シュウとふたりでだなんて無理だよ
私から誘うことも出来そうにない

でもお母さんは返しても受け取ってくれないし、
とりあえず部屋に持っていこう…


「あ……」

階段を上がって行き、自分の部屋へと向かうと
私の部屋の前にシュウがいた

立ったまま壁に寄りかかるシュウと目が合う


私は何も言わずにシュウの隣の部屋である
自分の部屋に入ろうとしたら、

ぼそりとシュウが何かを呟いた

「ねぇ、それどうすんの…?」

ドキリとする…

シュウは私の手元にある白い封筒を見た

「き、聞いてたの…?」

「んー…まぁ……」

だるそうな口調で言うシュウ

どうするのって、聞かれても
私にだって分からない…