シュウと少し距離ができて
私は目を合わせることができなかった

「あ…。ごめっ、ん……」

謝りながらも、涙が出る

こんなの鬱陶しいと思われるだけなのに
私は、遊び相手の変わりなんだから…

あの夜、シュウをひき止めた変わりに
私はシュウの遊び相手になった

だから、拒むことなんてできない
シュウを突き放せない…


なのに…涙は止まらない

どうしよう…
こんなの、困らせるだけだ


「ごめ……っ」

もう一度謝ろうとすると
優しく私の後ろに手がまわった

「え……」

思わず声が漏れる

だって、シュウが
また私を優しく抱き締めるから…