川原くんが帰った後も
私の頭のなかには川原くんの言葉が
小さく渦巻いていた…

外は寒くて、
さっきよりもまた空気が冷たく感じる



家に入らなきゃ…


ここに居てもしょうがないと、
私は家の鍵を取り出してガチャリと鍵を開けた

そして、ドアに手をかけようとしたら
先にドアを開かれてしまった

私の後ろから伸びてきた手に
驚いて振り返ると、そこには


「リサ……」


シュウが立っていた