「……んなわけねぇだろ」
「だよなぁ…、そんなことあり得ないよな」
隣で寝そべる敦は空を見上げながら言った
「特定なやつ作らないのがお前だから」
そして、少しだけ悲しそうに笑った
敦はこの事に対して何も言わないが、
敦なりに気にしているようだ
「ほっとけよ…」
「まぁ、別にいいけどさ。そんだけ女に困んないならたまには俺にも誰か紹介しろよな!」
「嫌だよ、めんどくさい」
「あ、そうだ!お前の妹!可愛いじゃん!!」
紹介しろよーと手を合わせる
ほんと、こいつは…
「気になるなら、自分で話しかければ?」
「なんだよ…冷たいなぁ」
俺が紹介するわけないだろ、
そんなことも、言えるはずがなく
そのまま俺は黙ることしかできなかった