いつも適当に遊んでた
寄ってくる女に断る理由もなく
そのまま流されるように夜は出かけた

そうすればあの家に居なくて済むから…


でも、昨日は違った


そして、さっきのことを思い出して
俺はぎゅっと目を閉じた

「関係ねぇだろ…」


敦に背を向けるとそれでも納得しない敦は
また顔を覗きこんできた


「珍しすぎるだろ…まじで…」

「……。」

「もしかして、本命ができたとか?」

大きな声を出す敦に
俺は大きなため息をついた