そっと手を放すとリサは何かいいたげに
瞳を揺らした、


でも聞きたくない…


「もういい、先に教室に戻って…」

「っ……シュウ」

「早く行けって…!」


思わず大きな声を出してしまって、
リサはびくりと体を震わせた

そして、何も言わずに教室を出ていった



めちゃくちゃにしたい
でも、リサの泣きそうな顔を見ると
胸が痛い…

自分が泣かせてるのにな…


俺はその場でしゃがみこむことしかできなかった