「なんで……」

切なく眉を寄せるリサは
相変わらず綺麗で、その表情に俺は飲み込まれる


「私たち、兄妹…でしょ……?」


その言葉は俺にとって
何よりも重いものだってリサは知らない

「わ、たし…シュウの……」

「……うるさい」


やめろよ……


「シュ、ウの……」

「黙れって……!」

「いもう、とっ……っ…」



聞きたくなくて手のひらで口を塞いだ

「それ以上言ったら、俺何するか分かんないよ…?」

リサの涙が俺の手に落ちて染み込んだ…