でも……



「あー…もういいや」

小さく肩を揺らすシュウが視界に入った

その声に私はゆっくりと顔を上げると、
シュウは私の方を見ずに顔に手を当てていた


「シュ、ウ…」

ふっと軽く笑うシュウ…

夕日が背中に当たっていて
じんわりと観覧車の中を包み込む


「リサ……もう、終わりにしよっか」

「え……」


今、なんて……


「…終わりにしよう」