驚いて振り向くと、
シュウが私の目の前に座り直した

さっきまで少しだけ離れていた距離が
一気に縮まって心臓が跳ねる


「……嘘だよ」

急に真剣な口調になるシュウ

「子供に見えるわけないじゃん…」


目を伏せてそう答えるシュウは
消えてしまいそうなくらいに


悲しそうな声でそう言った



そして、ふいに目が合う…

観覧車は動いてるはずなのに
景色が止まったようだった


私もシュウを見つめた…