そんな私に不審に思ったのか
シュウは顔を覗きこんでくる

「なんで、顔そらすわけ?」

「な、なんにもないってば…」


それ以上近付かないで欲しい

たったジュースひとつで、
シュウのことを誰かが見てるだけで

いろんな気持ちが私の中に生まれる

間接キスだけで嬉しかったり
でも、私はシュウの彼女とかそんな位置にはいなくて…



こんなに、シュウに恋してる…


だから、気付かれたらダメ
気付かれたらそこで終わりだから…

どうか、今だけでもいいから
こうしてふたりでいたい…

シュウを見上げると
優しく微笑むシュウがいた