「所長特製の麻酔弾を撃ち込んだから
当分は…そうね、仮に真横で力士が四股踏んでも起きないよ!」

「そんな状況…一生ゴメンです」

………キキィッ!

ダダダダダダダッ!!

バタンッ!!

「奈津子ぉっ!無事か!?」

「二郎君っ!」

「奈津子っ!」

ガシッ!と抱き合う二人。

………

「やれやれ、どうやら無事のようですね」

「タカさん…」

「〜〜〜美柑
…その、黄金の指を持ってそうな呼び名はやめなさいと、いつも言ってるでしょう…
………!怪我をしていますね」

「え…あぁ、たいしたことないよ」

「いけません、急いで消毒・手当をしないと…」

「………は〜〜い」