「え……あ、うん…。」

「絶対大丈夫じゃないだろ。」

「もぅ、ほんとに大丈夫。」

「さっきもそう言った。でも大丈夫じゃない。」

「……。」








まっすぐな、でも優しさをおびた目が

私を覗きこんでくる。









「おーい!!そこ、何やってんだ!って、澤井大丈夫か?顔色悪いぞ。」


「あの、大丈夫で…」


そういいかけたのに




「先生、コイツさっきも倒れたんです。保健室で休ませてやってください。」





ほんとに大丈夫なのに…






「ほんとか?澤井。じゃあ、保健室で休んでこい。」


「じゃあ、僕連れていきますね。」







フワッと体が軽くなった。



わ、私

櫻木くんにお姫様だっこされてる!?