一緒にいてくれてありがとう。
あたしのところに来てくれてありがとう。
このリンゴのネックレスもね、あたしの一生の宝物だよ。
こんなリンゴの形をしたネックレス、見るたびに嫌でもハチを思い出すよ。
…なーんて、嘘だけど。
ほんとはあたしが忘れたくないんだよ。
ハチがあたしを好きでいてくれたこと
あたしがハチを好きだったこと
全部全部、忘れたくないんだよ。
「ありがとう…」
感謝してもしきれない。
何度「ありがとう」と言っても足りない。
それくらい、あたしにとってハチは大きい存在だったよ。
あたしはたった18年しか生きてないけど、ハチは300年以上も生きてたでしょ。
あたしがもしもハチの立場で、300年も生きていたとしても、それがハチに出逢うための時間なら、すぐだね。
300年以上も、待っていてくれてありがとう。
たった18年しか生きてないあたしが言うのもなんだけど、また逢えるときがくるなら、300年なんてあっという間だよね。
また迷惑ばっかりかけるかもしれないけど…
いつかまた会いたいから。
だから今は、1人で頑張るね。