『………俺、神無が好き』


目を覚ました日から三日後。


初めてお見舞いに来てくれた時に言われた言葉は、今でも鮮明に覚えてる。

鬼と戦う前に、思いきって手紙で告白しといてよかった。

そう思うと……

なんだか、龍真に対する愛しさが溢れて来る。

……なんだろう。


今のこの気持ちを、龍真に伝えたくてたまらない。


「…………龍真」

「なんだ?」