「はい?」

長い髪を横で一つにしている
若そうな女の人だった

『西水』

にしみずさん?かなー?

「えっと、あの、お見舞いに来たんですけど
何号室かわからなくて」


「お名前は?」


「永見 圭汰です」

ちょっとまってくださいっと
電話をしはじめた