「玲」

声のする方を見るとねねが立っていた

「ねっ、ね」

泣いていてうまくしゃべれなかった

「あーぁー資料がぐちゃぐちゃー」

笑いながらねねは私を抱きしめてくれた

「ねね?」

「悲しいのは何でか分かる?」


…?
「わかんない…よ。」


「ふふふ、かわいそうね」

「えっ?」

「ううん、気にしないで
ただ仕事はやり直しよ」


「うっ…」

下には散らかった紙...


あーぁ