ごめんなさい…
聞こえないくらい小さな声でつぶやいた

また紙のこすれる音だけが響いていく

『♪~』
無言の中私の携帯が鳴った

ディスプレイには
【ケイ君】

「っ!?」


ばっ
っと横を見ると微笑んでこっちを見てるケイ君

「玲」

ケイ君の優しい声が
私の耳に流れ込んでくる