「ちょっ待てよ」



「あとはお願いね」



少しほほえんで空に伝えた。


きっと能力はこれで使うのは最後


自分でもわかる能力が弱っていることぐらい



すっとドアの前に立ち

目を閉じた



ゆっくり浮く足




次の瞬間



目の前が目を閉じていてもわかるほど明るかった