「吸血鬼…。」





「何、言ってるの?
 本当に存在するとで…」






「嘘はいいから!!
 私は、黒海が何であろうと誰にも
 言わない…。」





「ハハ…
 誤魔化すつもりだったのに、
 バレちゃったら仕方ないか…。」





やっぱり、そうだったんだ。





「怖いでしょ?
 バラしても構わないけど…」





「嫌!!
 そしたら、黒海はどこかに行く
 でしょ…。」





そんなの絶対にやだ…






黒海が吸血鬼でも、黒海が本当






のことを言ってくれたから、






嬉しい自分がいる。