「色織!色織!」



誰…?




「おい!!」



「ほぇ?」



「ほぇ?じゃねーよ。
 いつまで寝てんの?」



いつの間にか、寝てたみたい…



教室には、怜と私しかいなかった。



「つい…」




「帰んないの?」



待っててくれてたんだ。



「帰る…」



待っててくれてたのは、




「執事」だからだよね?




そう思うと辛くなる…。