ひとまず…会場を出て…。




「はァ…良かった。怜が怜が来て
 くれて…」




「お前馬鹿?
 2回目なんだけど。」




はい。そうです…




前も、助けてもらいました。




「ありがとうございます…」




執事に謝る、お嬢様って…。





「あ…。」




「ん?」




「いや、何もない…。」




すごく気になるんですが、




「え、何??
 教えて!」



「耳貸して、」




怜は私にこうつぶやいた…。