「てか、本当に暗いよね…
吸血鬼の世界って。」
「そう?」
「あのさ…さっきから思ってたんだけど
人いなくない?」
道路には、誰一人いない…。
「ここまで…だから、それは。」
「え?」
「町に入れば人がたくさんいるってこと
はい。」
はい?
そう言って、手を差し伸べた。
「何?」
「何?ってはぐれないように手つない
であげるから、はい。」
…
まぁ…そうだよね。
はぐれたらね?うん。危険だしね。
私は、自問自答して怜と手をつなぎ
ながら。町へ、向かった…
メニュー
メニュー
この作品の感想を3つまで選択できます。
読み込み中…