「…おったみたいやな」


伊純も意外そうに、ぽつりと呟いた。


「あれ、高山双葉ちゃんやな。5組の可愛い子。案外お似合いやな」


高山双葉


「……そ、なんだ」


"ほんとにお似合いだね"


あたしが今言うべきなのは、この言葉で合ってる?



双葉ちゃんは、幸せそうに笑っていた。