「ん?誰や、もう1人おるわ」 少女だった。 ふわふわしたロングヘアの、小さくて可愛らしい少女。 空木と二人、話していた。 「…空木、彼女いたの?」 身体も思考回路も固まったあたしが発した、やっとしぼりだした一言。