「うるせえうるせえ~!!ほら、高級プリン食いたきゃさっさとほかの種目もきめやがれぃ!!」


「「ラジャ――――ッ!!!!」」


…やっぱ素晴らしいと思った。

このクラス。

メリットがあることにはマジで熱くなる。


次々に種目が決められていく。

あたしは実は、小学生の時バスケをやっていた。

つまり経験者。

だけどあたしは別の地域からこの中学に来たからそんな事を知る人は誰もいないわけで。



絶対バスケ経験者だなんて言わない。

それじゃあバレーになれない。

空木と一緒になれない。


「凛はー?何がいいの?」

花ちゃんが聞いてきた。

「凛!うちバレーやるから凛もバレーにせぇ!」

ぴょんぴょんハネながら嬉しそうにそう言う伊純。

朝からほんとに元気だ。