…翌朝。


「ふわぁ~…」

なんかよく眠れなかったなぁ。


それもそのはず。

昨日はいろんなことがありすぎたから。

空木に彼女がいることを確信し、紗和先生が神様に逢ったことを知り、お父さんに夕飯を作ってみたものの断られ。

いろいろありすぎた。


ガチャ…バタン。


玄関のドアが閉まる音がした。

お父さん、もう会社行ったんだ。


「行ってきますぐらい言えばいいのに…」


リビングに行く。

そこであたしは、驚くものを見た。