「不思議な夢だったわ。神様なんて出てくるんだもの」 ………神様…… 「神様がね、私に言うのよ?娘に会わせてやるって。」 彼女は窓の外の、葉が生い茂る木々を見つめた。 「そしたらね…タイムスリップしたみたいに、時間が戻って。本当に娘に 会えたって夢。ね、不思議な夢でしょう?」 にっこりと笑って紗和先生は席をたった。 ……神様の……夢……?