仁王「由愛、愛しとう」

由愛「ふぅん」

仁王「ふぅんて、お姫さんは冷たいのー」








平気で嘘をつく。







由愛「嘘」








だから平気で嘘を吐く。








由愛「私も、愛してる」














それでいい。











愛の言葉を吐き出せば、アンタは逃げだせない。

















今日も、砂糖に浸した嘘を吐く。











由愛「愛してる」




















砂糖漬けの嘘。
















愛の正体が見えた、気がした。