「なんだよ捨てんのかよ」




「泣くかと思った~。てか泣けばいいのに」
「え~泣くとこなんか見たくないよ」
「キモイだけだって」
「それ言えてる~」





そんな声を聞きながらあたしは席について
本を読み始めた。





あたしにとっては何の変哲もない
日常。