「冷却期間」


貴方の冷たい声が、あたしの耳に当たる。


「えっ?」


掠れた声が喉を通って出て、自分自身で驚いた。


「冷却期間、だ」



あたしが何も言わないでおくと、時間は沈黙を作った。