「何故貴様のようなバカたれがこの流星学園にいるのだ!!」

指を照苧に向けて指す藤城。

「何だと!!誰がバカたれだ!!このお坊ちゃんめが!!」

二人は顔を見合わせてにらみ合っている。

バックにはギラギラと光る雷が見えるような見えないような......。

「何や...うち、もう疲れたわ」

頭を抱えながら言う暦。

「まぁまぁ...」

「あの~そろそろ....体育館に行かないと....」

か細い声で喋る亜麻。

「こらー!!照苧!!アンタがモタモタしとるせいで教室行く時間無くなってもうたやないかー!!」

大声で怒鳴る暦。

「何で俺なんだよ!!」

「そんな事言わなくても、もうわかるやろ!!」

「はぁ!?解んねぇよ!!」