「うん.....」

「これからよろしくな!!亜麻!!」

「よ...よろしく」

まだ慣れないようで緊張している。

「よっしゃ!!いざ!!教室へ!!」

前も見ずに進む照苧。

「前見て歩けや!!ぶつかっても知らんでうちは」

まるで母親のように叱る暦。

ドンッ!!誰かとぶつかった照苧。

「いって~」

尻餅をついた照苧。

「大丈夫か?」

目の前に居たのは、綺麗に顔が整った美男子だった......が!!

「あれ..?おまえどこかで...。」

記憶を探る照苧。

すると.....。

美男子が大声で叫んだ!!

「き...貴様は...!!」

「ん.....!?」

急に大声を上げたもんだから驚いた様子の照苧。

「天野照苧!!」

自分の名前を呼ばれて、あっ!!と言う顔をする照苧。

「あ!!思い出した!!」

思い出したくないことを思い出したので声が低くなっている。

「藤城皐月!!」