「あ....いや～もうここうちらのテリトリーなんやわ～ごめんな」

関西弁の女の人が言った。

「許可はとったんですか!!」

「ああもちろん、ほら」

茶髪の男の人が学園長の印鑑が押されている紙を出した。

「ホントだ.......」

残念そうにしている奈津。

「まぁ正直別に部屋の一つや二つぐらいとられても何とも思はないけどね....うちは。」

私は両腕を頭の後ろで組んで言った。

「別にいいよね、なくても」

「そうだよね、私たちには教室があるもんね」

悠と陽子が顔を見合わせて言っている。

「何か、秘密基地みたいでよかったんだけどな」

椎衣も残念そうにしている。

「うちもけ●おんみたいに放課後ここに集まって放課後ティータイムしたかったな」

茉莉もよっぽど楽しみにしていたようだ。

「うちら何かアンタらの夢壊しちゃたみたいやなホンマごめん!!」

手を合わせて誤ってきた関西弁の女の人。