その日の5時間目は待ちに待った先輩が体育の時間。


意味のわからない英文を聞きながら、外を見る。
やっぱり目があった。


脈あるかなぁなんて考えてたけど…仮に先輩が『あいつ何俺のこと見てんだ。きもちわるっ!』とか思ってたらどうしよう。

今更にもほどがあるけど。

そんなことを考えながらぼーっと眺めていると、なにやら先輩が口パクで何か私に向かって言っているようだった。


よく見ると、
『放課後、グラウンドに来て』
らしい。


まさか苦情…?と思ったが、私が頷くと先輩は笑っていたからちょっとだけ期待して、私も笑ってしまった。





「あぁもう!早く放課後になれ!」

「ミホさん、うるさいですよ」

「あっ…口に出してた…」





END
20111209

その後もいつか書きます(^^)(たぶん)