「聞いてよー昨日久々に彼氏と会ったんだけど
別れよっていわれた!」

「うわー、ドンマイ」

今私の前で彼氏の話をしているのは
私が唯一信用している、平沢美優。

「もう本当最悪だよ。」

大きな瞳に涙をため、こらえてる
美優は彼氏の事を本当に好きなんだって
想像がつく。

「美優可愛いから違ういい人現れるよ」

「かのんーもう本当大好き!!」

私を抱きしめる美優の力ははんぱなくて
チャイムが鳴らなかったらきっと死んでた....。

「よし!教室行こっか」

足早に教室へ向かう私達はきっと変な人だと
思われるだろう。

いつか恋はしたい。
けど、パパとママを見れば愛しあってる2人でも
いつかきっとその仲は悪くなり裏切りあう。