「なによ。食料とかあげないよ。」

「いや、お前には、必要無い物だよ。」

俺は、台所からビニール袋を持ってきて棚からアダルトDVDを抜き出して全部入れた。

時計を見ると10時2分だった。

俺は、シェルターの二重扉の1つに手をかけて言う。

「じゃバイバイ。美沙子、仁義なきなき戦いの文太は小栗君より、ずっとかっこいいから観ろよ。美沙子、好きだったよ。」

俺は、防護服の中から、ウィンクした。



終わり。