「渡辺御音。渡る辺りに御の音でわたなべみおん。」



「ふぅん。じゃ渡辺さん、よろしく。」



更に手を差しのべてきた。


「立つことぐらい、自分で出来るよ。」



私は急いで立って、埃まみれになったおしりを必死にはたいた。