ねねが三成の言葉を遮って言った。

「左様でございますか!!さぁ!!秀吉様の所へ行きましょう!!」

急に元気になった三成。

「いざっ!!徳川の城へっ!!」

ねねは、勢いよく走り去った。

~三河・城~

家康の部屋で、何やら話し込んでいる二人。

「ところで、あの甲斐の大トラと戦するっていう噂はホンマか?」

「まぁね...ちょっと何かしないといけないかなぁ~って思ってさ」

「それにしちゃあまりにも無謀なことだとワイそう思うで家康」

「そうかもね~秀吉の言うとうりかもしれないけど...一度でいいから戦ってみたいんだ甲斐の大トラとっ!!」

「ふぅ...」とため息をついた秀吉と何処か思いつめた顔をしている家康二人のいるところに”バンっ”と襖を開けてねねと三成が入ってきた。

「クソザルっ!!なにしてんのっ!!!!」

「ねねっ!!!」

「殿今日という今日は、許しませんよ..フフフっ..」

「三成君も大変だね~」

”ホホホホホ~”っと公家笑いしながら秀吉が連れ去られてゆくのを見ている家康。

「家康助けてくれ~」

「嫌だわ~助けてくれなんてまるでこれからボコボコにされるなんて想像がか弱い私から出来ませんよね~家康殿(にこっ」

「う...うんっ!!ももっ...もちろん想像できないよっ!!あはははは....はぁ...」

冷や汗がタラタラ出ている家康と”ひぃぃぃ”っと段々青ざめていく秀吉。

「では、失礼しました~っ!!」

そう言って去っていくねねと只ならぬオーラをかもし出している三成。

こうして、秀吉の家臣たちの物語は一段落した。

まだまだ続くよっ!!!